Toward Lakes,
[23 April - 10 May 2008. engawa, Hayama. curator: Hitomi Kintani (roundish.inc)]

Takashi Arai's solo show entitled "Toward Lakes," has held at Engawa in Hayama-cho by the west coast of Miura peninsula. The house of Engawa is historical architecture built in the style of Japanese traditional tea-ceremony pavilion and had been former residence of a physician to the Imperial Family.
For this project Takashi focused on the perspective of "touristic" sites: Matsushima, Akashi Mountains (as known as Japanese southern Alps), and Nachi falls. He brought back several daguerreotypes and over 6000 digital photographs from his trip, and carefully selected 29 images and 3 daguerreotypes harmonized with the special character of Engawa's architecture.

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「Toward Lakes, 湖へ」展は、三浦郡葉山町のレストランengawaで、2008年4月から5月にかけて行われた。engawaは、かつて皇室付きの典医が暮らした伝統的日本家屋であり、この特別な空間と写真作品が緊張関係と調和を生み出すよう配慮しながら、29点のラムダプリント、3点のダゲレオタイプ、スライドプロジェクションによるインスタレーションを試みた。
本展は、新井が、松島、八ヶ岳の白駒池、那智などを旅して撮影したダゲレオタイプ数点、6000点を超えるデジタル写真から選定されたイメージで構成されている。
クロージング・レセプションでは、写真批評家の竹内万里子氏をゲストに、会場でクロストークが行われた。

協力: 堀内カラー

photos

「湖の方へ/Toward Lakes」

いくつもの湖の方へ、走っていたのか、それとも眠り込むうちにそれらがひとりでに到来したのか、夢には奥行きも視野の外側にあるはずの見えない広がりもない。
いま、遠さも近さもない薄ぼやけた色彩の染みとエーテルのぬかるみから不意に一本の樹が浮かび上がる、そのようにして、わたしはそれを見る。激しく見る程に、分岐した枝を辿りかすかな葉先の際へ、するとまたしても不意に樹が立っている──今しがたあった樹の向こうまたは手前に、ではなくまさしくそこに、実は樹が立っていたのだ──、そのようにしてふたたび、わたしはそれを見る。

[Links]

- 『湖へ - 新井卓の風景写真』平倉圭・文 (pdf)